TICK & FLEA CARE ABOUT

マダニ・ノミ・ダニ予防について

マダニ、ノミ、ダニはペットに痒みを引き起こすだけでなく、アレルギー性皮膚炎や条虫の媒介など健康上重大な問題を引き起こします。
また、一緒に生活している飼い主様やご家族にも影響を与える場合もあります。
これらの被害からペットを守るために、どんな病気を引き起こすのか正しく理解し、きちんと予防することが必要です。
当院では様々なタイプのノミマダニ予防薬を取り揃えています。
ペットの体質や飼育環境を考慮しご提案いたします。

マダニについて

マダニは、藪・草むらなどに生息している為、家の庭や公園、 川原など生活に身近なところに常に潜んでおり、目のふち、 耳の付け根、頬、肩、前足に寄生することが多く、人にも同様に寄生します。
マダニが多く生息している場所では、1匹の犬に数十匹以上も寄生するほど潜んでいる事もあります。
そして、マダニは接着剤の働きをするセメント様物質を注入し、差し込まれた口下片を傷口に固定しますのでこれを取り除くのは容易ではありません。
マダニはしっかりと宿主に取り付いて数日間は離れませんので、ペットも人も早期発見・早期治療を行う事が必要です。

その他のダニについて

ヒゼンダニ類
主にペットに寄生するのはイヌヒゼンダニ、ネコショウセンコウヒゼンダニ、ミミヒゼンダニです。 感染した動物に接触することで感染し、激しい痒みがあります。 人畜共通感染症の為、人に感染した場合は同じく痒みや発疹を引き起こします

ニキビダニ(毛包虫)
異種動物の感染は無く多くの場合は無症状ですが、病変が全身に及ぶと治療は困難です。

ツメダニ
主にイヌに寄生するイヌツメダニ、ネコに寄生するネコツメダニ、ウサギに寄生するウサギツメダニなどがいます。
感染した動物に接触する事で感染しますが、ノミやシラミなど他の寄生虫を介して間接的に感染する事もあり、多量のフケ(脂漏性角化症)や皮膚にかさぶたや赤み、発疹を引き起こします。
人畜共通感染症の為、人にも感染します。

マダニによる直接的な被害

・貧血
・皮膚炎
・皮膚の化膿

マダニが媒介する犬猫の病気

・犬バベシア症(犬)
・ライム病(犬)
・ヘパトゾーン症(犬)
・エールリヒア症(犬)
・Q熱(犬・猫)
・猫ヘモプラズマ感染症(猫) など
マダニによる人への健康被害

マダニによる人への健康被害

・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
・ライム病
・日本紅班熱
・野兎病

マダニがウイルスを媒介して感染するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)が、西日本を中心に猛威をふるっており、多くの人の死亡例が報告されています。
野生動物以外にも、ペットで飼っている犬や猫からの感染報告も受けています。

ノミについて

ノミは公園や道路、物置や庭など身近に存在しています。
寄生後、吸血を開始し24時間~48時間以内に産卵(1日平均30個)します。
その後も、体表上にとどまり吸血と産卵をくり返して、通常1~2カ月生息します。
成虫が犬・猫の体表で過ごすのは短期間であり、多くは犬・猫の周囲(飼育環境)で過ごしています。
またノミは「13℃以上」で活動するため、夏の時期以外にも暖房のきいた屋内では冬でもノミは存在します。
その為、ペットに寄生したノミだけではなく、部屋に潜んでいるノミも駆除が必要です。

ノミによる直接的な被害

・貧血
・ノミアレルギー性皮膚炎
・皮膚の化膿
・ノミが媒介する犬猫の病気
・瓜実条虫症(犬・猫)
・猫ひっかき症

ノミによる人への健康被害

・ノミ刺咬症
・猫ひっかき病
・ノミアレルギー皮膚炎

PREVENTIVE MEDICINE

マダニ・ノミ・ダニ予防薬について

当院は飼い主様とご相談の上、ペットの体質や飼育環境を考慮しご提案いたします。

当院で接種できる動物種

フェレット

☑スポットタイプ
・薬液を垂らすだけで良いので投薬が簡単
・フード以外食べないペットに使える

☑チュアブルタイプ
・嗜好性が高いためおやつ感覚で食べれる
・投薬後すぐにスキンシップやシャンプーが可能